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ニゾラールは副作用の少ない外用抗真菌剤

2020年06月14日

ラミシールと共に処方されることが多い水虫治療薬がニゾラールです。ニゾラールの有効成分はケトコナゾール、ケトコナゾールにも真菌の細胞膜の生合成を阻害する作用があります。

ニゾラールはイミダゾール系抗真菌薬です。イミダゾール系抗真菌薬には副作用が少ないという特徴があり、だからこそ日本で認可され多く広まっているのです。抗真菌活性が強いので少ない量でも充分に効果をもたらしてくれます。昔は1日に何度も患部に塗らないと効果が得られないとされていた水虫治療薬ですが最近のものは1日1回のみ、それも抗真菌活性の強さに他なりません。面倒だからと治療を億劫に思われる方、大分水虫治療の世界も進歩しているようです。

抗真菌スペクトルが広いという特徴もあります。ですので水虫だけでなくカンジダ症治療で処方されることもあるでしょう。カンジダ症もまた感染者の多い病気、抗真菌スペクトルの広いニゾラールは大活躍しています。

ニゾラールにはクリームとローションの2つの剤形があり、一般的に使用されるのはクリームの方です浸透力が強いのはローションの方ですが、その分刺激痛が出ることも多いのです。足の指に発生するし間型などの水虫であればクリームタイプの浸透力でも充分です。ただでさえジュクジュクになり爛れている患部に刺激痛の強すぎる薬は毎日の使用に負担がかかりすぎます。

とはいえ、角質の厚い部分にはクリームタイプだと薬効が充分に届かない場合もあり状態やタイプにより医師と相談して決めることとなるでしょう。

副作用が少ないとされるニゾラールですが、決して副作用がゼロとは言えません。体に対する影響がある程度ある以上はそれが悪影響に変わることもあります。少しの刺激程度であれば放っておけば良いのですが、じんましんや赤みが出たり強めの刺激感があったり、そんな時には使用を止めて医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

ラミシールと同じく水虫の白癬菌に効果をもたらすニゾラールは、ラミシールにはない特徴として脂漏性皮膚炎への適応というのもあります。もしもこちらになった場合にはマラセチア・フルフルという真菌が関与しており、これを阻害出来るのはニゾラールのみというわけです。この病気だと1日2回の使用となります。用法用量を守って医師の指導の元で続けることもまた副作用を少なくするためのコツなのです。決して一日に何度も使ったからといって早く症状が治まるなんてことはありません。