水虫の症状・原因・疾患

2020年05月29日
きれいな脚と花

水虫は白癬菌という真菌の一種が患部に侵入することで、かゆみや水ぶくれ・皮がむけるといった症状が起こります。白癬菌は角質層にあるケラチンという成分を好みやってくるので、足はもちろん頭や顔・体などあらゆる所にやってきます。頭に発症するとしらくも・デリケートゾーン周辺はいんきんたむし・体だとぜにたむしと名称も異なり、症状もフケのようなものが発生したり発疹が出たりと異なるのです。足だって指の間に出来るし間型だとかゆみがでたり皮がむける・患部がジュクジュクしてくるといった症状です。でもかかとに出来る角質増殖型だとかゆみなどの自覚症状はないのです。足の裏や横に出来る小水疱型は小さな水ぶくれと強いかゆみが特徴です。

同じ白癬菌が影響する病気ですから、治療薬は抗真菌薬です。真菌の細胞膜の生合成を防ぎこれ以上は繁殖しないようにとするのです。それぞれの場所で起こる症状はケミカルメディエータが関係します。ケミカルメディエータとは化学伝達物質のこと、アレルゲンとなる水虫菌が浸入することでそれぞれの部位で神経が刺激されて様々なアレルギー反応を示しているのです。抗真菌薬にはケミカルメディエータが放出されるのを抑制する機能もあり、使用することでかゆみなどの症状は治まっていくでしょう。でもまだそこに存在している以上は、薬の効果効能がなくなるとまた神経が刺激され再発します。完全に白癬菌がいなくなるまでは治療を続けることをおすすめします。

梅雨から夏の時期になると日本全国が高温多湿環境になります。日本人が好きな温泉もサラリーマンの定番といえる革靴やパンプスといった格好も、白癬菌が繁殖するのに充分な環境ですから危険はどこにでも潜んでいます。ただ、ケラチンに到達して繁殖を始めるのは接触してから24時間後と言われており、それより前に洗うことで菌を流してしまえば感染には至らないのです。予防する上で洗うという行為は重要、家に帰ってきたら足の指の先までしっかりと洗い流してしまいましょう。身体を拭いて白癬菌が付いてしまったであろうタオルも洗濯機で洗うことで、また清潔な状態を取り戻せるのです。ダニのように繊維の奥底まで入り込みかじりつくようなことはなく、使ったタオルをそのまま共有するからこそ家族間での感染が広がって行くのです。感染経路を知っていれば予防は可能です。どのような症状が出るのか分かっているなら初期段階で見逃すことなく即治療に向かえます。